バナナの皮で滑る場所

羽七(ばなな)が遊んだゲームのことや、たまにアニメや他のことも

サマポケ しろはとグランド√の感想など

メインヒロインのしろはルートのお話。

と言っても、しろは√ってその後に続くALKA、Pocketに続くための

少し長いプロローグ的な内容です。

この後に続くALKAとPocketが合わせて、しろは√の本編みたいなものでした。

 

全部3編に分けられた中でALKAこそが本筋で

麻枝さん原案なのが本当によくわかる家族をテーマとした夏休みの話。

 

皆と、家族と過ごす楽しい夏の思い出をぎっしり詰んだ

家族の絆を描いていたと思います。

アニメ化が今から待ち遠しい・・・!

 

f:id:melonbnana:20180712211904p:plain

 

<<以下、ネタバレ>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと、しろは√もとい、うみ√のお話!

 

紬√が恋人や友達と精一杯過ごす夏休みに対して

こっちは、家族と精一杯過ごす夏休み。

 

前半は島の皆と楽しく夏休みをすごく話で

リトバスみたいな眩しい日々を描いて

後半、幼児化が進行し存在まで希薄になって消えゆくうみと

家族の絆を描いたクラナドを彷彿とさせる展開。

 

 

ウォータースライダーを一晩で作ろうとする流れは

ぐっと来るものがありました。

もう最高の仲間たちですよ。

 

そんなただ楽しい日々と対照的に

夏鳥の儀を境にうみちゃんがさらに幼児化をはじめ

皆がうみちゃんのこと忘れていく流れ

これぞ、Keyらしい不可思議なシリアス展開

 

羽依里としろはまでうみちゃんのことを忘れて

デートに行こうとしたときのシーン

これ、クラナドの風子√の再来すぎて、ここからもうずっと涙・・・

ラストシーンで、打ち上げ花火を夏の終わりの最後の輝きとして

うみが夏の終わりに最後に少しだけ自分を思い出して

2人にお別れを言うシーン

ただ家族と過ごしたかっただけなのに

ごめんなさいと謝るうみちゃんを見るのは辛かった。。。

 

この後、うみちゃんとの記憶をなくして

羽依里としろはが付き合い結婚してうみちゃんを生むまでを

ダイジェストで展開。

うみちゃん、何も悪くない・・・!

 

そして、Pocketでうみちゃんは自分が生まれるための

2人の出会いのきっかけが無くなってでも

しろはに生きてもらうためにさらに過去へリープ

 

しろはに過去よりも未来に楽しいことが待っていることを伝え

消えていく、うみちゃん

AIR観鈴並に過酷な運命を背負ってる気がする・・・

 

 

【結局、誰が悪い?】

しろはが未来(過去)を見た時に羽依里に相談していればと

思ったけど、それは結局しろはと羽依里が2人で見つからない答えを

一緒に探すだけで、しろはが体に負担をかける事に変わりないんよね(たぶん

 

次に羽依里がうみちゃんに過去(母親)に囚われずに

未来に目を向け楽しい日々を送れるように努力していれば?

これ、やり方が小鳩と同じで、羽依里もうみに過去に囚われないように

しろはがわかるものからうみちゃんを遠ざけようとしてるんだよね。

 

でも、それは小鳩がそうであったように羽依里自体がしろはの死を

受け止め切れていないだけだったり

 

だから、チャーハンからしろはを思い出すので

うみが作り置きしても食べることはなくて・・・

うみが天気を教えてあげても、うみにはしろはと同じ力があることを否定したくて

雨が降ると教えてもらっても話を信じてあげなくて・・・

 

この辺、1周目だと母親を失って育児放棄してるだけの父親とは

実は違うってことが2周目でやっとわかった。

 

 

島を出たのだって、しろはと過ごした地にいるのが辛かったのもあるだろうけど

それ以上にうみがしろはのことを探らないようにって考えだったとも思える。

そう考えたら、辛くても精一杯にうみちゃんを普通の女の子でいれるように

がんばって育てようとしてたんだと思う。

 

それじゃ、結局何が悪いかっていうと運命?

いや、しろはを置いて行った瞳(しろはの母)って考え

実際いろいろ考えても推測の域をでない瞳の行動。

考えた結果、一番筋が通るのがこれ

 

たぶん、瞳は自分が生きてしろはの面倒を見たとしても

父を求めてしろはが力を得てしまう未来を見てしまったんだと思う。

 

なら、どうするかってなったときにさらに未来を見たんだと思う。

そこでうみが七海となってしろはの前までやってくる未来を見つけたんだと。

かなり無茶苦茶かもしれないけど、そう考えないと鏡子さんに

倉の整理を手伝わせるエピローグに繋がる伝言が出せない気がする

 

七海が来てくれたからしろはは自分が居なくても

過去より未来を見てくれるとわかったから

 

結局、運命が悪い。

 

 

【遺品整理をさせる必要性】

正直、しろはが力を得ていないなら

島に来た時に変わらず遺品整理を手伝わず

島をぶらぶらとさせてしろはと出会ってもいい気がしました。

 

ただ、そうすると困るのが夏鳥の儀の事件

もし、しろはと羽依里が知り合ってしまうと

夏鳥の儀に起きることをしろはは知らないですが

しろはと羽依里が出会っていれば、羽依里は祭りの準備を手伝うと思うんです。

 

そして、灯籠作りで堀田ちゃんと出会い

堀田ちゃんに死んだお母さんにお別れをするためって話をしてしまい

夏鳥の儀に堀田ちゃんは渡りの舟に乗ってお母さんに会いに行きます。

しろはが力を持っていれば、これを知ってしまい助けに行く自分の未来を見て

結果、堀田ちゃんを助けに行けましたが

力がなければ舟に堀田ちゃんが乗っているなんて気づけず

堀田ちゃんを誰にも助けられないのではないかと思います。

 

これを防ぐには、羽依里が堀田ちゃんと夏鳥の儀までに出会わなければいいわけで

そのために遺品整理をして島の人々と会わないようにしたのではないかと思います。

(さらに他ヒロインへの浮気を許さないために)

 

 

【しろは√が本来の出会い?】

しろは√ではうみちゃんがほとんど関わっていないため

うみちゃんが居ないしろは√が本当の1周目で

この1周目でしろはうみちゃんを産み

このうみちゃんがタイムリープすることで夏を繰り返し

ALKAへ繋がると考えるのが自然ですが・・・

 

ALKAを2周すると気づくと思うのですが

うみちゃんが絵日記に書いた内容はただ過ごしたい夏休みってだけではなく

羽依里がうみちゃんに語ったALKAで行うしろはとうみの三人で過ごした思い出を

楽しかった夏の思い出として語ることで、自分も同じ夏休みを過ごしたくて

絵日記にその夏休みを再現するために書いています。

 

なので、シュタゲの世界線って言葉を使うなら

うみちゃんは、うみちゃんが過去に渡った世界線の未来から

世界線を変える事なく過去にやってきてることになります。

 

うみちゃんが過去にやってきたからこそ

しろはと羽依里は付き合って結婚し、うみちゃんが生まれる矛盾

 

でも、それだと未来があるから過去があることになります。

これが言ってしまえばしろはの力の本質ではないかと思います。

未来の結果があって、過去を作ってしまうと言う。

 

もしくは別の推測で、ALKAのうみちゃんはすでに2周目のうみちゃん説。

うみちゃん抜きで行われたしろは√から生まれたうみちゃんがタイムリープ

楽しい夏休みを過ごし、羽依里にその夏休みの記憶を作り

またしろはと結婚し生まれてきたうみちゃんに

楽しかった夏休みの内容を説明する

そして、本編にタイムリープしたうみちゃんが生まれる。

即ちうみちゃん自体も2人目またはそれ以降

(ALKAのラストだけでもうみちゃんは2回生まれているため

 

うみちゃんの魂がどんどん増える運命の牢獄(無限ループ)ですね・・・(コワイ

 

でも、そんなうみちゃんを束ねて生まれたのが七海って考えると

すごいネーミングセンスだと思います。

 

なぜなら、wikiによると「七つの海」とは「全世界の海」って意味で

すなわち「すべての世界のうみ」ってことですから

 

 

かなり長くなった・・・

ここまでにしよう。

 

【最後に】

サマポケはKeyの過去作のオマージュとした所が非常に多いです。

人によってはこれを目新しさがないとかで批判してますが

 

私はサマポケが夏の思い出の詰まった作品と見た時に

”夏”をKey作品と置き換えた時に、Key作品の思い出が詰まった作品とも見れるんじゃないかって

鍵っ子ならそう受け取ってもいいと思うんです。

 

昔楽しんた夏(Key作品)の思い出を振り返ることができるそんな作品だって

だから、「このシーンは過去作のあのシーンと同じでダメだった」じゃなくて「このシーンは過去作のあのシーンを懐かしむこともできた」て思います。

 

 

だって、サマポケ自体をまた繰り返しプレイしたいって気持ちと

同時にまたKanonリトバスまでをまたプレイしたくなりましたから

 

と、長々と面白味もない感想をつらつらと書いてしまいましたが

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次から何書こう・・・?